血液洗浄療法
血液浄化療法とは、血液中から専用の装置を用いて病気の原因となる因子(悪玉コレステロール・ウイルス・有害物質など)を除去する治療です。
これにより、動脈硬化などの最大の要因としての「血管老化」の予防と改善が期待できます。日本では、保険適用治療として30年以上の歴史がある確立した治療です。
この治療に期待できる効果
- ☑血管の予防
- ☑血管内皮機能の改善
- ☑血流の改善
- ☑生活習慣の改善により、健康へのモチベーションが向上します。
凝固因子や炎症物質、病因物質(悪玉コレステロールや中性脂肪、ウイルス等)を血液から直接除去することによって、血管が狭くなったり、硬くなったりする事による血管の詰まりを予防します。
血管壁にコレステロールが入るのを防ぎ、出きた血栓をすぐに溶かして血管が詰まらないようにする物質の分泌や、血管が狭くならないように血管拡張物質の分泌を促進します。
肩こりや冷え等の自覚症状の改善。悪玉コレステロールが取り除かれることによって血流が良くなり、血管が広がりやすくなるため、酸素や栄養分が体中に行き渡りやすくなります。
治療の対象となる方
- ☑脳梗塞、心筋梗塞のリスクが気になる方(コレステロールの高い方や、喫煙歴のある方)
- ☑肥満、運動不足の方
- ☑肩こり、冷え性の方
- ☑アトピー性疾患(難治性)、突発性難聴、加齢黄斑変性などの方
- ☑血液検査や血圧は正常であるものの動脈硬化性変化があり、積極的な対策を希望される方
注意事項
※以下の方には治療をお断りする場合がございます。予めご了承ください。
- 医師の診察により治療が適当でないと判断された方
- 予防治療についての意義を正しく理解できない方(1回の治療で既往症の完治を期待される方等)
- 治療におけるリスク等の理解が乏しいと判断される方
血液洗浄療法の流れ
STEP1 採血
前日採血、もしくは直近のけ健康診断の結果と採血の結果の提出
STEP2 説明・同意書の記入
血液浄化療法法当日、医師による説明・同意書の記入(麻酔テープをこの時点で、貼ります)
STEP3 血液洗浄療法(3〜4時間程度)
治療前と治療後に採血を行い、後日結果レポートと一緒にお渡しし、効果を確認します。
原理・治療図
治療結果と治療後の廃液パック
血液洗浄に対するQ&A
治療で痛みはありますか?
通常の注射をする時と同じか、少し痛い程度です。
当院では痛みを軽減するために、麻酔テープを使用しています。
血液浄化療法を受診する事によるリスクはありますか?
血液浄化療法は日本で30年以上も歴史のある治療であり、大きな治療効果に対して濾過膜や使用薬剤に対するアレルギーの副作用の可能性はあるものの、副作用の可能性は非常に小さく、これまでに重大な医療事故は1件もありません。
受診前に担当医師とじっくりと話し合って、ご納得を頂いてから治療を開始致します。治療を受けることによって、症状の改善や、将来重病にかかる事を予防できる可能性が高まりますので、慎重に検討して頂く価値のある治療と考えられます。
一度治療を受けた後、治療を継続する必要はありますか?
治療を受診する事によって、一時的に数値が改善しますが、十分な効果を得るためには継続して定期的な治療が必要であり、推奨されています。